お久しぶりです。
皆さんお元気ですか？
まだまだ未来をこじ開け中の私ですが気になったので…。
最近になってやっと「コロナ対策に口腔ケア」が必要とよく言われるようになりましたね。
しかし、コロナ第１波の「緊急事態宣言、不要不急の外出をしない」との国の方針に東京の歯科医院をはじめ、全国的にも歯科医院への患者さんの来院が減り経営に苦戦していると聞きます。
北陸地方でも某新聞社に「歯科医院受診は危険なのではないか！？」という記事が掲載されました。
一度「歯科は危険。」とイメージがつけば何も知らない一般の方は新聞に書かれていたから。と信じてしまうでしょう。
実際に石川県内でも１日の来院患者数が一桁台に落ち込んだ歯科医院もあったようです。
では現状はどうでしょう。
6月に日本歯科医師会の会長が緊急会見を開き
「１月～6月までに歯科医院でのコロナウィルスの感染、クラスターは一件も発生していません。皆さん安心して歯科を受診されて下さい。」
と話されたそうです。
皆さんご存知でしょうか？
しかし、こういった真実はなかなか広まらないのが今の日本の現状だと思います。
あれだけ感染、感染と騒がれているコロナウィルス。しかし全国約7万件ある歯科医院の中で今までに一件も院内感染、クラスター発生はなかったのです。
滋賀県で歯科衛生士が何人か感染し「歯科医院でクラスターか！？」と騒がれた事もありましたが、
その後、来院患者全員にPCR検査を行ったところ誰一人として感染していなかったそうです。
おそらく通勤中、もしくは何処か別の場所で感染したのでしょう。しかし自分達だけでとどまり患者さんへうつすことは一切なかったのです。
むしろ「患者さんが感染していない。」という事からも歯科医院の感染対策が徹底されている事が明らかになったのではないでしょうか。
しかし、この報道もまたその後こういう結果だったという事を知る人は少ないように思います。
私達はほとんどの患者さんが何らかの感染症や病気を持っていると考えて診療を行っています。それは歯科治療を行う上で基本だからです。「うつさない」という事を常に頭に置いているからです。
新聞やテレビなどの報道の影響力は大きい…。
だからこそ人が飛び付くような内容を目的とするのではなく真実を伝えてほしいです。
私も石川県が「緊急事態宣言」「特別警戒都道府県」になっている中、母親に「メンテナンスの時期だけど受診をどうしようか？」と相談されました。
「歯科医院だけしか行かないならまず感染しないからメンテナンス受けたらいいよ。その方がかえってコロナウィルスの感染リスク下がるよ。」
と答えました。
あれから数ヶ月半経ちますが母はコロナに感染していません。
一時期「マスクの奪い合いで流血騒ぎ」などの報道もありましたがマスクの奪い合いよりも「口腔ケア」です。
たとえマスクを手に入れたとしてもマスクをするそのお口の中が健康でないと感染率は下がりませんし、重症化は免れないのです。
これはなにも私が勤めている医院だけの話ではありません。
皆さんのお近くにある歯科医院も感染への危険があるのではないか？と疑いの目で見るのではなく、
むしろ感染・重症化しないために受診する医療機関ととらえていただけると私達も日々の仕事の励みになります。
日本だけではなく世界中の医学、論文からもすでに言われている事です。
真実がなんなのかわかりにくい今ですが、どうぞ本当の事を知って正しい判断をされて下さい。
そして全国の歯科医療従事者の皆様も気づいていらっしゃると思いますが、私達が日々取り組んでいる事はやはり間違ってはいなかったのですね。
今は先が見通せないように思えるかもしれませんが今が一番の耐え時ではないでしょうか？
最近では「今でしょ！」の林修先生が「コロナ対策と口腔ケアの必要性」をメディアを通しておっしゃっていました。
緩やかに…かもしれませんが少しずつ歯科に対する誤解がとかれ必要性を感じた患者さんがきっと戻ってくるのではないでしょうか。
また今まで歯科とは無縁だった人達が来院される日もあるのではないでしょうか。
その時のためにも医院を閉めてはいけないと強く思います。
それぞれの地域環境は違うかもしれませんが、歯科医療を通してなんとか医院と地域の方々の健康を守っていきましょう。
シロツメクサの花言葉は「約束」「幸運」「復讐」です。「復讐」は物騒なのでちょっとおいといて…。
困難の先に「幸運」が「約束」されていると思い今は持ち場を守っていきましょう。
