河津桜が咲く犀川沿いでタンポポが咲いていました。早くも綿毛をつけたタンポポがあってびっくり。
…。昨日職場の歯科医院で起こっていた事を思い出してしまいました。
「グローブの欠品、品薄状態で注文ができなくなってしまいました。どうしよう…。」と受付のスタッフ。
「え？なんで注文していなかったの？どんどん注文していいっていったよね！？」と院長。
「欠品するの目に見えてるじゃないですか！在庫管理が甘すぎじゃない？」と別のスタッフ。
私も「コロナ終息は長期戦になるはず…。このままでは診療ができなくなる？」と焦りました。
しかし皆、在庫管理を受付任せにしていたのも事実。
…。職場がこんな事でギスギスしてしまうのはきっと皆先が見えない事への不安と焦りからでしょうか…。
けれど誰がこんな大変な事態になることを予測できたでしょうか？
SARSの時でもここまでの欠品、品薄はなかった。
物品はいつも多めに置いてある当院。それでも限度があり、次の入荷の見通しがたたない不安定な状態。
でも問題は誰かを責める事ではなく、この現状をどう乗り切っていくか…。
今、取引をしている業者さんがグローブ欠品、品薄で注文ができないのなら他に注文できる所をさがすしかありません。
…少し考えて以前私が個人的に商品の取引をしたことのある歯科材料の業者さんに医院を紹介する事を提案しました。
結構この手続きとか登録が大変で疲れましたが…。けれどなんとか取引成立。…。ホッとしました。
新しく取引を初めた業者さん、こんな品薄の時に今まで取引のなかった私達の医院とも快く注文の取引を受けて下さってありがとう。
院長、新しく取引を初める事に対してOKサインを出して下さってありがとう。
賛成してくれたスタッフの皆もありがとう。
その後、スタッフの負担も考えて更に追加注文してくださった、奥さんにもありがとう。
マスクに関しては更に入手困難。
「良かったら使ってください。」と自社のマスクを譲って下さった取引先の技工士さん、ありがとう。
感染のリスクを減らすため、ご自身の診察時間ギリギリまで待合室ではなく、車の中で待機してくださったり、ご自身でできる対策を考えてくださる患者の皆さんにもありがとう。
なによりも当院を信じて来院してくださる方々にありがとう。
タンポポの花だって風がないと種を遠くへ飛ばすことができません。
土や水がないと根をはることもできません。
周りに支えられて日々の診療が成り立っている事を実感。
改めて皆さんへ…たくさんのありがとう。
毎日続く新型コロナウイルスに関する不安な情報…。
でも、なんとか先を見てしっかりやっていきましょう。そしてコロナウイルスに心まで不安に支配されないように笑顔で対応していきましょう。
